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管理組合理事長さん
排水管の詰まり
  

 

排水管が詰まったので、業者に頼んで対応しましたが、費用の負担はマンション管理費で支払うものでしょうか、あるいは詰まった家庭で素単してもらうべきものなのでしょうか。なお、詰まりの症状が出たのは一戸だけです。

 

説    明
関係法令


原 則

排水管の詰まり対応の負担は、共用部分に原因がある場合は管理費で、一部共用部分に原因がある場合は関係する者で、ということが原則です。

 

区分所有法第16条

専有部分か共有部分か

 実際問題として、原因が共用部分であるのか、専有部分であるのかの判断は難しいところです。全家庭の排水管があふれた場合は明らかに共用部分の詰まりですが、そんなことは起こらないでしょう。

 配管が一部共用部分の場合、下のほうに詰まりが発生しても上の階には発生しないということもあります。

 

配管の構造

 いづれにしても、詰まりが発生した場合、配管の構造を調査して、どこに原因があるのかを探ることになります。

 もし、建物図面がない場合でも、配管業者に聞けば、どういう構造になっているか、ほぼ推測することができます。

 

判例(東京地裁)

「雑配管は、専有部分である各部屋の中にあるという見方もできるが、部屋の目に見える場所に取付けられ、各区分所有者の好みで器具の選択等の余地のある給水管と異なり、共用部分とみられる床下と階下の天井との間に敷設されており、特に区分所有者の好みで維持管理を行う対象となる性質のものではなく、雑排水を機能的にスムーズに流すことのみ意味があるに過ぎず、維持管理の面からは、むしろ「本件マンション全体への附属物」に該当する。従って、本件雑排水管取替工事については、「共用部分の管理」として集会の決議で行うことができる・・。」

配管構造と負担方法

 上記の原則に従って、そのマンションの構造に適合した負担方法を検討し、総会で確認しておくことが望ましいでしょう。