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重要事項説明

1.重要事項説明とは

 重要事項説明とは、不動産取引に際して、業者に課せられた義務です。宅建業法には次のようになっています。

(重要事項の説明等)
第三十五条
 宅地建物取引業者は、宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の相手方若しくは代理を依頼した者又は宅地建物取引業者が行う媒介に係る売買、交換若しくは貸借の各当事者(以下「宅地建物取引業者の相手方等」という。)に対して、その者が取得し、又は借りようとしている宅地又は建物に関し、その売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項について、これらの事項を記載した書面(第五号において図面を必要とするときは、図面)を交付して説明をさせなければならない。

ここでの要点は、つぎのようになります。
業者は
(1)売買や仲介をする場合、
(2)当事者(売り主、買い主)に
(3)対象物件について
(4)契約が成立するまでの間に
(5)取引主任者が
(6)書面や図面で
説明をしなければならない、ということです。

2.注意点

 取引にあたっては、次の点に気をつけるべきです。

(1)契約が成立するまでの間に
  よく聞くことは、契約をする直前に重要事項説明をする、ということです。重要事項説明にはまさにその物件について大切なことが掲載されているべきで、購入するかどうかの判断の基準になるものです。したがって、少なくとも契約の一週間前には説明を受けて、問題点をゆっくり検討する時間がほしいものです。

 業者とスケジュールを話すなかで、まず、重要事項の説明を先にして、という要請をするくらいでちょうどいいと思います。

(2)取引主任者が
  よく言う宅建主任者のことです。宅建主任者は、重要事項説明にあたっては、

 同条
 3 取引主任者は、前二項の説明をするときは、宅地建物取引業者の相手方等に対し、取引主任者証を提示しなければならない。
 4 第一項又は第二項の書面の交付に当たつては、取引主任者は、当該書面に記名押印しなければならない。

とされています。取引主任者証は、自分殻提示する義務がありますので、提示がまければ求めます。また、記名押印もそうです。

 こういったことは、不動産取引での業者義務の基本中の基本です。もしも、これらの段階でいろいろあるようでしたら、考え直したほうがいいかもしれません。

3.契約金の支払い

 重要事項の説明をする前に、契約金(手付金)の支払いを求められることもあるようです。(契約金は、契約の締結(書面押印)の時に支払うのが一般的で、重要事項の説明を受ける前に支払いを求められるようなことは通常はないはずですが。)

 もしも、そんなことがあれば、「まず、重要事項の説明を受けてから」と強く主張しましょう。